栗原 光男プロフィール
今から35年以上も前、私はまだ中学生だったころから8ミリカメラを撮りまわすことが大好きでした。当時、8ミリカメラはフイルムを自分で装填しなければならず、大変不便でしたが、親にもらったわずかな小遣いをためて本当に、本当にたまに購入した8ミリフィルムで「自分の映像」を撮り映写機で初めて見る驚きと喜びは今も忘れることのできない真に大きな感動でした。その後、8ミリフィルムはシングルとスーパーと言うカートリッジに入ったカセット方式に変わり、だいぶ取り扱いも楽になりましたが、基本的には撮影、現像出し、映写確認、スプライサーによる編集、作品の完成、上映と言う工程はまったく変わりませんでした。それでも、作品を作る工程はワクワク、ウキウキ大変大きな期待と不安に満ちた重要な「時」だったのです。
ビデオカメラの登場は、そういうアマチュア映画家の「映画制作プロセス」を画期的に変革させた大きな技術革新でした。何しろ自分の撮った映像をすぐその場で再生確認できるのですから、あらゆる映像作家にとって、これほどの変革は映画が発明されて以来最大の出来事と言っても良いかもしれません。しかし、ビデオカメラが世に出回った当時、カメラの価格は目の玉が飛び出てしまうほど高価でした。確か、70万円、80万円という値段だったと記憶しています。また、カメラ自体のサイズも大きく、さらに記録ビデオカセットとバッテリーが別に付属しており、屋外で撮影する場合それらすべてを肩からぶら下げて撮影するのは相当な重労働に見えました。(当時私にはそれらを購入する財力がありませんでしたので、実際には知りませんが、そう見えました。)その後、ビデオカメラは急速に技術革新により小型化が進み、現在では手のひらにすっぽり入ってしまうような小さなカメラが主流となり、結婚式、卒業式、パーティー、海外旅行等であらゆる人々が気軽に使える、大変便利な映像保存手段として大きく変革するに至っています。ちなみに、現在私も日常使っている「マシン」はこの手のひらサイズのHDVと呼ばれるハイビジョン対応カメラですが、映像は他のカメラに比べても申し分ありません。
われわれアマチュアにとって、今さらに大きな変革の時が訪れました。インターネットの登場です。インターネットによりすべての映像作家にとって長年の夢であった、自分の作品の「上映」の場所が提供されるのです。自分の作品を見飽きている家族や友人の前での上映会と違い、日本全国、全世界の「映画ファン」に直接自分の映画を見てもらうことができるようになったのです。この大チャンスをものにしない手はありません。
2007年3月12日、私は長年の夢であった自宅サーバーを立ち上げました。今、そこに自分の「作品群」を着々と劇場公開しております。アマチュア映像作家の皆様、是非この映像配信サーバーをご利用いただき、ご自分の虎の子の作品を公開し「全世界の人々」にあなたのメッセージをお伝えしてはいかがでしょうか。
なお、映像配信については一切の料金徴収はございません。まったく、無料で結構です。
栗原光男